ものづくり・商業・サービス補助金(通称:ものづくり補助金)とは、国から支給される補助金です。
ものづくり・商業・サービス分野で「革新的」取り組みにチャレンジする中小企業者の設備投資、試作品・新サービス開発を支援する補助制度です。
具体的には、事業計画書が採択されると、セレックなどのCAD/CAMシステムや口腔内スキャナ・CT・レントゲン・歯科ユニット・レーザー・インプラント・インビザラインに必要な設備導入に最大1,000万円が国から補助されます。
補助金活用のメリット
予算確保
歯科医院の設備投資に最大1,250万円の補助金が活用できます。
リスク抑制
設備投資に掛かるリスクを抑えて新しい事業展開が可能です。
信用力向上
医院の信用力が向上し金融機関からの融資も得やすくなります。
ポイント① 事業計画に公的承認を受ける
第一のポイントは、ものづくり補助金の獲得を目指すのであれば
「経営革新計画」「事業継続力強化計画」など公的な経営計画の認定制度の承認を受けることです。
事業計画に公的な承認を受けていると、ものづくり補助金の審査の際に得点が加算されます。これは、ものづくり補助金の公募要項にも明記されており、必ずに審査に有利に働きます。
「経営革新計画」とは、各都道府県の知事が中小企業の優れたビジネスプランを承認する制度です。一方「事業継続力強化計画」は各地域の経済産業局が中小企業者の事業計画を認定する制度です。
これらの承認を受けておくと、日本政策金融公庫の低利融資が受けられたり、国が実施する補助金の審査等でも優位に働きます。つまり、簡単にいうと次の補助金の審査の前に都道府県知事等が事業計画にお墨付きを与えてくれる制度です。
このお墨付きがあると、補助事業全体が計画的に積み上げられたものと考えられるため、補助事業計画の審査の際に高い得点が期待できます。
ポイント② 事業計画は院長が考える
第二のポイントは、申請のための事業計画書は院長が考えることです。一部に、外部のコンサルに計画書作成を丸投げしている歯科医師もいます。しかし、事業内容を最も分かっているのは、院長自身です。院長自身が考えた計画書と、外部のコンサルが書いた事業計画では「深み」が違います。
1,000万円を超える補助金になると、審査員の目も厳しくなります。表面的にしか事業を理解していないコンサルが考えた事業計画書では、課題や問題点が深堀されておらず、採択され難いです。付け加えるなら、採択後の計画実行の段階においても、自ら練った事業計画と第三者から与えられた計画では、事業成果に大きな差がでます。
事業計画には院長の意思を入れることが何よりも重要です。コンサルを利用するのは「書き方のポイントを教えてもらうこと」であって、「事業計画そのものを描いてもらうこと」ではありません。
対外的信用力を高めるために
ものづくり補助金の獲得に向けて、今、すべきことは「経営革新計画」「事業継続力強化計画」等を立案し、公的な承認を受けることです。単に補助金の審査に有利になるという理由だけでなく、経営を良くするために、中長期の経営ビジョンを描くことに役立ちます。
しかしながら、事業計画書の必要性は理解しつつも、事業計画を書いたことにない方は多くいます。また「補助金の採択要件」や「経営革新計画の承認」条件を加味して、事業計画を立案するのは、難しいという声をよく聞きます。
事業計画策定支援の概要
ものづくり補助金のための事業計画策定支援コンサルティングは、次の4ステップで実行します。まずは初回相談にて、「ものづくり補助金」と「経営革新計画」「事業継続力強化計画」の制度を詳しく説明します。
お電話とWEB会議にて御院の現状をヒアリングし、事業計画立案に向けたアドバイス・ご提案を致します。ステップ1の相談は、無料ですのでお気軽にご相談ください。なお、事業計画の立案サポートは全国対応です。
ステップ1 | 初回電話相談(無料) -ものづくり補助金の制度説明 -経営革新計画と事業継続力強化計画の制度説明 -設備投資の内容確認、新規性の要件確認 |
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ステップ2 | 中長期ビジョンの確認 -患者数や患者属性を確認 -医院の特徴や強みを確認 -これまでの医院の取り組みを確認 |
ステップ3 | マーケティング戦略立案 -マーケットの市場規模を検討 -集患や事業の強化策を検討 -事業採算性の検討 |
ステップ4 | 計画書の作成 -計画書の文書推敲 -実行スケジュールの作成 -ビジネスモデル図などの作成 |
上記のステップを院長と一緒に検討し、ものづくり補助金の申請に必要な事業計画書の策定を目指します。ものづくり補助金に優位になるだけでなく、医院の運営を良くすることにも役立ちますので、ぜひ、この機会に事業計画の立案をご検討ください。
こんなお客様は当事務所にご相談ください。
歯科用CTや口腔内スキャナの導入を検討している
アイテロの導入によりインビザラインによる治療を強化したい矯正歯科
セラミック治療を強化するためセレック・CAD/CAMシステムを導入したい
マイクロスコープ(ネクストビジョン)を導入し、根管治療の精度を高めたい
自動洗浄システムやBクラスのオートクレープを導入し滅菌対策をしたい
滅菌対策のため歯科ユニットやハンドピースの増設・交換を検討している
サージカルカイドを活用した安全なインプラント手術を目指している。
歯科医療の業界に精通した経験豊富なコンサルタントにサポートを依頼したい。
コロナウイスル対策のため滅菌対策を充実させたい。
歯科専門
歯科医院の経営に精通したコンサルタントが対応します。
全国対応
お電話とWEB会議を活用した全国対応のサービスです。
豊富な採択実績
ものづくり補助金採択の豊富な採択実績がございます。
採択実績
歯科医院および歯科技工所の分野での過去の採択実績の一部をご紹介します。光学スキャナー、ミーリング、歯科用CT、インビザライン、インプラントシステムの申請を得意としています。
装置名 | 型番 | メーカー | 補助額 |
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セレックシステム | セレックAC オムニカム in Lab MCX X5 F-2N ファーネス | (株)モリタ | 1000万円 |
光学スキャナ | TRIOS3ワイヤレス (3シャープ オーラルスキャナ) | (株)松風 | 500万円 |
CT装置 | X-era MF セファロ (エクセラスマート) | (株)モリタ | 500万円 |
インビザライン用 口腔内スキャナ | iTero Element5D (アイテロ) | アライン・テクノロジー・ジャパン(株) | 250万円 |
セレックシステム | セレックAC オムニカム MCXLプレミアム inFire HTC | シロナデンタル | 1000万円 |
光学スキャナ | in EOS X5 スキャナー | シロナデンタル | 300万円 |
光学スキャナ | デンタルスキャナー E3 TROS3オーラルスキャナ | クラレノリタケデンタル(株) (株)松風 | 700万円 |
光学スキャナ | トロフィー 3DI プロ α | (株)ヨシダ | 300万円 |
CTスキャン パノラマレントゲン | Pax-i3D Smart | (株)Ciメディカル | 400万円 |
YAGレーザー パノラマレントゲン | アーウィンアドーベールEVO IC-5Fine | (株)モリタ | 500万円 |
CTスキャン | X-ERA SMART (エクセラスマート F+セファロ) | (株)ヨシダ | 600万円 |
X線診断装置 | ベラビューX-800 (R100P) | (株)モリタ | 550万円 |
インプラントシステム | Straumann デンタル インプラント システム | ストローマン | 200万円 |
滅菌器 自動洗浄機 | クラスBオートクレープ リサ22 ジェットウォッシャー | メディア・ミーレ | 200万円 |
チェアーユニット ハンドピース | エステチカE70 Vision ハンドピース | Kavo | 300万円 |
マイクロスコープ アイテロ | ネクストビジョン itero 5d plus | (株)ヨシダ インビザライン社 | 800万円 |
※採択事例は、主なものを一部掲載しています。その他の採択実績もありますので、お気軽にご相談ください。
※今年は、コロナウイルス感染症対策のための滅菌器や感染予防の取り組みに補助が出やすい傾向があります。
サポート価格
(1)経営革新計画策定支援:15万円
中小企業が新たに取り組む事業計画を都道県知事が承認する制度。
(メリット)
・ものづくり補助金の審査の際に加点が行われます(5年間)
・政府系金融機関や都道府県の低利融資制度が活用できます
・中小企業信用保険法の特例(保証限度額の引き上げ)
(2)事業継続力強化計画策定支援:10万円
中小企業の事業継続力強化計画を主務大臣が承認する制度。
(メリット)
・ものづくり補助金の審査の際に加点が行われます
・対象の防災・減災設備の導入に対して税制優遇
・信用保証協会の保証枠が拡大、政策金融公庫の低利率融資の利用
(3)ものづくり補助金申請支援:15万円 ※成功報酬はありません
「革新的」な取り組みを行う中小企業者の設備投資、試作品・新サービス開発を支援する補助制度。
(メリット)
・設備投資額の1/2を補助(従業員数が5名以下の場合の補助率は2/3)
・補助金額は最大1,250万円
・設備投資のリスクを軽減、金融機関からの融資も得やすくなる
※価格はいずれも税別です。
「ものづくり・商業・サービス補助金」(通称:ものづくり補助金は、国(経済産業省)が実施する補助事業です。この補助制度の目的は、ものづくり・商業・サービスの分野で環境等の成長分野へ参入するなど、革新的な取組みにチャレンジする中小企業・小規模事業者に対し、試作品・新サービス開発、設備投資等を支援することです。
補助対象経費は、原材料費/機械装置費(設備投資)/直接人件費/技術導入費/外注加工費/委託費/知的財産権等関連経費/運搬費/専門家謝金/専門家旅費/雑役務費/クラウド利用料などで、補助率は1/2です(従業員数が5名以下の小規模事業者の場合の補助率は2/3)。
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補助金を活用すべき理由
理由① 競合医院との差別化
補助金活用の直接的なメリットは、セレックなどCAD/CAMシステムの導入に必要な資金を国から補助を充当できることです。例えば、「ものづくり・商業・サービス補助金」では、機械装置の導入に1000万円の補助が得られます。補助率は最大で2/3ですが、補助金は返済の必要はありません。競合となる歯科医院の多くが、ものづくり補助金を活用して設備投資を進めています。競合医院との競争に負けないためにも、補助金申請を検討してください。
理由② 自社の成長戦略を明確化
補助金活用を活用するもう一つのメリットは、補助金申請に必要な事業計画を作成する過程で医院の成長戦略を明確化できることです。医院のあるべき姿や成長戦略を明確化するうえで、事業計画書の作成は欠かせません。しかし、実際のところ、大半の歯科医院では成り行きに任せて、経営計画書が策定されていません。補助金申請のためとはいえ、医院の現状とあるべき姿を見つめ直す機会が得られることは、歯科医院経営において大きなメリットといえます。
「ものづくり・商業・サービス補助金」の事業計画策定コンサルティングでは、事業の現状や販促方法などをコンサルタントが客観的に把握し、事業計画の作成をサポートします。
スカイプやWEB会議室を使って事業計画の相談を承りますので、遠方のお客様でも対応可能です。また夜間は22時頃まで、土日も相談対応しています。
次回の公募締切りは、2024年3月27日 17:00です。申請をご検討の方は、お早目にご相談ください。
なお、申請サポートは先着順で対応させて頂きます。公募期限間際でのご相談には対応できない場合ありますので、あらかじめご理解のほど、お願いします。
現在、多くのお客様にご相談をいただいています。品質を担保するため、残り5社までの対応とさせて頂きます。
補助金申請・経営計画策定支援
●経営発達支援計画策定
●ものづくり補助金活用(歯科院向け)
●小規模事業者持続補助金(サロン向け)
●小規模事業者持続補助金(治療院向け)
連絡先
現場イズム(事業概要)
TEL : 079 - 269 - 8810