事業計画書作成ための文章力アップ講座
近年、商工会・商工会の経営指導員には、文章を書く力が求めらるようになっています。特に「小規模事業者持続化補助金」や「ものづくり補助金」など事業計画の作成支援において「的確に」「簡潔に」伝える文章技術は不可欠です。
しかし、実際には、人に分かりやすく伝わる文章を書くことを苦手とする経営指導員も少なくありません。「経営発達支援計画」の指針で定められているように、小規模事業者の持続的発展を支援するには、職員のスキルアップは欠かせません。
本講座では、小規模事業者の経営計画書や補助金の申請書の策定支援を念頭に、中小企業支援に必要なビジネス文書の書き方をお伝えします。
本講座の特徴
- 自分で気づいて書く力を身に付けるワークショップ形式。
- 分かりやすく伝わる文章を書く「心構え」と「スキル」が学べる。
- 実際の事業計画書や補助金の申請書から伝わる文章の書き方を学ぶ。
- 中小企業支援の現場で、直ぐに使えるライティング技術を習得する。
文章講座の狙い
- 中小企業の事業計画策定支援に必要な文章力を磨く。
- ロジカル・ライティングを習得し、考える力を身に付ける。
- 認知心理学の観点から「分かりやすい」とは、どういう文章かを理解する。
- 複雑な情報や経営者の意図を整理し、分かりやすく伝えるビジネススキルを身に付ける。
経営指導員向け・文章講座カリキュラム
「事業計画書作成ための文章力アップ講座(半日コース)」の研修プログラムは、下記のとおりです。明日から使える有効性の高い文書作成の技術が学べます。講義だけではなく、グループ討議や模擬添削などワーク中心の体験型研修です。カリキュラムや講義時間は、ご要望に合わせて調整可能です。
時間構成(案) | 内容 | 手法 |
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13:00~13:15 | オリエンテーション ・ 書く技術の重要性 ・ 苦手意識を取除く ・ 文章を書く「目的」と「読み手」を把握する | 講義 |
13:15~14:00 | 基本となる考え方 ・ 分かるとはどういう脳のメカニズムか ・ 分かりやすい文章の条件 ・ 書き手に求められる心構え | ワークショップ |
14:00~15:00 | 事業の強みを伝える文章の書き方 ・ 見出しや要約文の役割 ・ 要約文の作り方 ・ 数字や図、表で表現する | 演習+ワーク |
15:00~15:30 | 事業の成果を分かりやすく伝える技術 ・ 実施前後の比較 ・ 数字で表現する技術 ・ 期待効果を予測する | 演習+ワーク |
15:30~16:30 | 伝わる文章を書くための3要素 ・ 要点を素早く伝える「文章構成」 ・ 読む気にさせる「レイアウトデザイン」 ・ 趣旨を正しく伝える「センテンス」 | 演習+ワーク |
16:30~17:00 | 総合演習 ・ 補助事業計画の作成 ・ 文章推敲の技法 | 演習+講義 |
受講対象者
商工会・商工会議所の経営指導員、または職員向けの研修です。
ただし、ご要望があれば、中小企業の経営者・経営幹部向けの研修にカスタマイズすることも可能です。
講義時間も、ご予算やご要望に合わせて、2~6時間程度で調整可能です。
あ
仕事柄、補助金や助成金の申請書の書き方を事業者にアドバイスすることがあります。「読み手に伝わる文章の書き方」を学んだおかけで、的確なアドバイスができるようになりました。また補助金の採択率も良くなりました。トレーニング受講後は、事業者から信頼も高まっています。
トレーニングの効果で、書類作成の時間が短くなり、仕事の効率があがっています。受講前は、文章を書くことが苦手で、毎日、遅くまで悩みながら書類をまとめていました。ロジカル・ライティングの考え方を学んだことで、経営者の話の要点を整理できるようになり、仕事がスムーズに進むようになりました。
講師紹介
講師 | 内藤 敏(ないとう さとし) |
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現職 | 現場イズム 代表 (中小企業診断士、toiee認定ラーニングファシリテーター) |
活動 | 大人のための学び舎 1.「分かりやすく伝わる」文章講座 2.「分かりやすい説明」講座 3.「Webファシリテータ―養成」講座 |
何でもご相談ください。ご予算、参加人数、所用時間などに合わせて、講演・研修を提案させて頂きます。
「文章を書くのが苦手」という方にも「分かりやすく」をモットーに、直ぐに使える「伝わる文章の書き方」をお伝えします。また、専門家派遣や事業計画の策定支援も承ります。お気軽にご相談ください。
関連サービス
●商工会・商工会議所向け研修
※目的別のオーダーメイド研修も実施可能です。お気軽にご相談ください。